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クルーズ日記⑫「横浜発着の外国船で上海万博へ レジェンド・オブ・ザ・シーズ(前編)」

2010/6/21

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ゴールデンウィークの5月2日、横浜港に7万トンの大型客船、「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」が現れました。
アメリカを本拠地とするロイヤル・カリビアン社の船で、横浜は初寄港です。
そしてまだ明るい17時、約1,600人(97%が日本人)の乗船客を乗せて出港、みなとみらいを後にベイブリッジをくぐり、一路上海に向かいました。


9日間で横浜から上海~済州島~釜山へ

▲ロビーはこんな感じ

横浜を出港して4日目の朝に上海到着。2晩停泊して5日目の夜に上海発、6日目の昼に済州島着。夕方済州島発で7日目の朝に釜山着。夕方釜山発で9日目の朝横浜着というわけです。

ゴールデンウイークにかかる5月2日発だと、仕事を5月6日と7日の2日間だけ休めば行けそう、という、会社勤めの身にはありがたいスケジュールでした。

初の外国船による横浜発着クルーズ

▲約7万トンのレジェンド・オブ・
ザ・シーズ

今回この船は、主に二つの理由から話題になりました。
それは、外国船による日本発着クルーズは初めてであることと、クルーズ代金が安いことです。

日本は海に囲まれているにもかかわらず、残念ながらクルーズがポピュラーではありません。
船やコースが限られていること、日本船のクルーズ代金が比較的高額であること、揺れることが心配、といったあたりが要因でしょうか?

いわゆる日本のクルーズシップといえば、代表格の「飛鳥Ⅱ」(約5万トン)のほか「ぱしふぃっくびいなす」(約26,000トン)、「にっぽん丸」(約22,000トン)、チャーター専門の「ふじ丸」(約23,000トン)といったところでしょう。

フェリーのように、いつも決まったところを航行しているわけではなく、すぐ乗れるわけでもありません。

アッと驚くクルーズ代金

▲船上でロッククライミング!

アメリカやイタリアでは、1泊100ドルくらいからのクルーズがありますが、日本の船は、その4~5倍の金額です。

レジェンド・オブ・ザ・シーズのクルーズ代金の安さは衝撃的でした。

5月10日発の一番安い内側の船室のクルーズ代金は、9日間でなんと98,000円。ゴールデンウィークの5月2日発は144,000円からでした。

これで港湾運賃、部屋代、1日何食もの食事代やおやつ代、港湾税やチップのほか、ショーや映画などのエンターテイメント代、プールやロッククライミング、ミニゴルフなどの遊びも含まれているわけですから、画期的です。

クルーズ代金の差は船室の大きさや設備によるもの


▲毎晩多彩なショーが楽しみ

この船では、代金の違いは船室の違いであり、食事等はすべて同じです。

もちろんスイートルームは上下船時に優先されるとか、アメニティがワンランク上などの差はあるようですが。

アクティブに動き回って船室には着替えや寝に帰るだけ、という方なら内側の船室でも充分楽しめます。

窓側やベランダ付きの船室との差額分でエクスカーションに参加したり、カジノに挑戦、ということもできます。

上海2泊でゆったり


▲上海の繁華街を通る観光バス
(約30円)
と海宝くん

横浜を発って航海4日目の朝上海に着き、2日停泊しました。

連泊すると、出港時刻を気にすることなく夜遅くまで出かけることができ、精神的にもゆったりできます。

1日目は万博ツアーに参加、夜は足つぼマッサージへ。2日目は船のシャトルバスで街なかへ行き、繁華街の通りをぶらぶらしました。

上海人気No.1の外灘(バンド)地区では、昨年夏に工事していた川沿いの道ががきれいな遊歩道になっており、そこから見る対岸の夜景はいっそう輝いていました。

上海万博へ


▲ひときわ目立つ中国館

5月1日から始まった上海万博を訪れたのは、5月5日。開会5日目でした。

天気はあいにく朝から雨模様。国際客船ターミナルから万博会場までは車で約30分ですが、船のエクスカーション(ひとり79ドル)を申し込みました。

この日の入場者数は夜8時の時点で7万8千人と少なかったそうで、意外にすいている印象でした。

しかし、人気の中国館は、端末での予約もできず、並んでも入れないとのこと。日本館は並べば入れるとのことで、まずは日本館へ。

1時間半並んで日本館見学


▲日本館は大きな芋虫のようだ

うすいピンク色の外観は、「まゆ」がモチーフと聞いたように思いますが、まるで巨大な芋虫のようでした。

並んでいる間、モニターがいくつもありますが、流れているのは日本企業の中国語のCMの繰り返し。日本館のテーマや見どころ、どんなイベントをしているのか、表示も解説もありません。

万博のオフィシャルガイドのようなものを探しましたが、日本語のものはおろか中国語のものすらもともと全く用意されていないようでした。

これから上海万博にお出かけの方は、事前にインターネットなどで下調べをしてから訪れることをおすすめします。

バイオリンを弾くロボット


▲指が弦をちゃんと押さえている

入り口のエスカレータを上ると、壁に沿って遣唐使船や仏像、国宝の絵画などの映像が絵巻物のように映し出されました。

日本の家屋や生活をイメージした空間を季節ごとに展示したゾーンや、自然との共生と、先端技術、都市の様子が展開されたゾーンなどがあり、エコカーや介護ロボットなどが注目されていました。

最後はショー形式で、ステージの袖からロボットがゆっくり歩いてきます。

おもむろにバイオリンを首に挟んで1曲演奏。「バイオリンを弾くロボット」は前評判も高く、みんな大喜び。

日本館は全体を通じて、日中友好の架け橋の「朱鷺」をモチーフにしているようでした。

日本館を見た後はバスに乗ってヨーロッパゾーンへ。各国のパビリオンは趣向を凝らしていて奇抜!どこも並んでいたので、外観の雰囲気だけを楽しみました。

(後編は6月28日掲載の予定です。)

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