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クルーズ日記⑩「香港~神戸寿司三昧グルメ旅 クリスタル・シンフォニー

2010/2/24

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ラグジュアリーなクリスタル・シンフォニー

▲クリスタル・シンフォニーの吹き抜け
のロビー

飛鳥Ⅱを擁する日本郵船がアメリカで設立したクリスタル・クルーズは、和のテイストを持つのが特徴で、6つ星ともいわれるラグジュアリー・クルーズシップです。

2008年3月、「クリスタル・シンフォニー」にノブさんこと松久信幸氏がプロデュースする日本料理レストランがオープン、ノブさんも乗り込んでオープニング式典が行われました。

クリスタル・クルーズにはこのほか「クリスタル・セレニティ」があり、ここにもノブさんプロデュースのレストランがあります。

このほか、かつて「クリスタル・ハーモニー」という船がもう1隻ありましたが、2006年に現在の「飛鳥Ⅱ」になりました。

香港出航

▲雨にかすむ香港。対岸には高層ビル
が林立

香港は雨でした。港沿いの高層ビル群もかすんでいます。

ロサンゼルスを出航したクリスタル・シンフォニーは、ハワイ経由でアジアにやって来ました。香港から神戸、広島から上海へと、日本にも寄港します。

乗船すると、客室にはメッセージが置かれていました。

「今夕、シルクロードとSushiバーのオープンを祝い、sakeセレモニーを行います。Kampai!」

鏡開きで乾杯!

▲「sake」セレモニーの鏡割りと枡

当時、世界に21のレストランを持つ日本人シェフ、松久信幸氏プロデュースのレストラン「シルクロード」と「寿司バー」がオープンするという話題に、韓国や中国のマスコミも取材のため乗船していました。

夕方の「sakeセレモニー」では、クリスタル・クルーズ社長のグレッグ・ミシェル氏、キャプテンのエジル・ギスク氏やノブさんご本人も加わって日本酒の鏡開きが行われ、盛り上がりました。

枡酒がふるまわれ、外国人乗船客は珍しそうに木の香りがする枡に口をつけ、お酒をすすっていました。

ノブさんプロデュースのレストラン

▲メニューで選んだ寿司の盛り合わせ

通常のディナーはメインダイニングで本格的なフランス料理のコースが供されますが、それ以外に寿司や日本料理が世界中のどこにいても食べられるとは、日本人にとっては魅力です。

まして日本ではちょっと予算が…となかなか行けないノブさんのお店ですが、たった7ドルのチャージだけで好きなだけ食べられるのです。何という贅沢!!

早速「シルクロード」レストランへ。ここは予約が必要。店内の一角、7つほど席がある寿司カウンターが「寿司バー」です。

「寿司バー」は予約ができないので、込んでいるときにはレストランの入り口で並ぶことになります。初日から行列ができ、大盛況でした。

多彩で魅力的な料理の数々


▲カリフォルニアロールやサーモン&
アスパラガスなど巻物も多彩


▲白身魚の薄造り、ペルー風~レモン
柚子ソース

「シルクロード」と「寿司バー」を利用するには、チャージとして、7ドルが必要。

これで、寿司でも神戸牛でも魚の照り焼きでも酢の物でも何でもオーダーでき、ほかに費用はかかりません(飲み物は有料)。

ソムリエがうやうやしく日本酒を運んできて、まさに至福のときです。

「寿司バー」のメニューは日本語併記でマグロ、トロ、ウニ、アナゴ、マグロのスパイシーロール、カリフォルニアロールなどいろいろ。


ノブさんは、かつてペルーで「生の魚を醤油でなくレモンをかけて食べている」ことに驚き、料理のヒントを得たと聞きました。

だから彼の料理は、和の素材を洋にもオリエンタルにもコラボするのが特徴です。


乗船客は、盛り付けの美しさにも感嘆の声を上げ、和やかに日本料理を楽しんでいます。

香港の有名な俳優が一族で来ていて、「シルクロード」でいつもくつろいでいるため、香港の記者たちが興奮していました。

日本人の板さん


▲船の上でも本物の味が

この船は、世界1周したとしても、常に日本人の板前さんがいるわけです。これはどんなに心強いことでしょう。

ノブさんのコンセプトは、「長旅で体調を崩すこともあるでしょう。うどんでも雑炊でも、体調に合わせて何でも作って差し上げたい」とのことでした。

信じられないようなこの心意気は、長旅のクルーズではなおさら安心です。

旅先では体力により食欲も変わりますが、私がもしこの船でクルーズしたら、きっと毎日「シルクロード」レストランに通ってしまうだろうなあと思いました。

心弾むイースター・ブッフェ


▲カニのはさみをイースターのウサギに
見立てて

今回の乗船期間は、ちょうどイースターにあたり、2泊目のランチは吹き抜けのロビー階でのイースター・ビュッフェ。このデコレーションには目を見張りました。

イースターにはウサギと卵(イースター・エッグ)が付き物ですが、カニのはさみの先をウサギの耳に見立てた前菜やフルーツ、合間に大小のウサギの形のチョコレートがびっしりと並べられ、みごとというよりほかありません。これほど手が込んだ料理を作っていたなんて。

聞けば3日ほど前から準備をしていたとのことです。ビュッフェランチのスタート直前、スタッフ同士が互いに料理の前で記念写真を撮り合っていたほどでした。

5万トンの船って?


▲プールサイドで思い思いにゆっくり
と過ごす

「クリスタル・シンフォニー」は約5万トン、乗船客は約940名、乗船員は545名です。

あまり大きいと海側に面していない客室が増えるし、使い切れない施設が増えます。あまり小さいと、今度は揺れたときが心配です。

レストランやバー、プールやスパ、プロダクション・ショーなどを見るシアターやアフタヌーンティーを楽しむカフェなど、自由に行き来するにも、スタッフがサービスするにも、5万トンくらいが適当ではないでしょうか。

私はこのくらいの船が好きです。

ゆったり夢のクルーズ


▲「ハイ、ステーキバーガー
をどうぞ!」

ラグジュアリークラスのクリスタル・クルーズは、本当にゆったりしています。吹き抜けのロビーには透明なグランドピアノが置かれ、その奥にはバーがあります。

その上の階にはブランドショップが整然と並んでいるのがロビーからも見えます。あちこちに配された椅子やソファーも品がよく、スタッフのサービスも実に心地よいのです。

カジュアルのプールサイドバーでも、普通はハンバーガーのところ、ステーキを焼いたステーキバーガーもあります。こんなところにも心にくい演出が感じられます。

私はカリブ海に行ったことがないので、この船でカリブ海の島々をクルージングするのが夢です。毎日お寿司をつまみながら…

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