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クルーズ日記⑨「ポール・ゴーギャン号 南太平洋の楽園タヒチの島々を巡る8日間(後編)」

2010/2/10

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(モーレア島近くに停泊するポール・ゴーギャン)


ポール・ゴ―ギャンの乗船客

▲避難訓練では各国からの乗船客
 が集合

今回の乗船客270人のうちアメリカ人が192名、フランス人37名、イタリア人15名、カナダ人10名、その他プエルト・リコ、メキシコなど各国から2名ずつほど。

タヒチはフランス領のため、このクルーズにはフランス人も目立ちました。

なかには小学生の男の子と女の子を連れた一家にそのおじいちゃん、おばあちゃんも加わってという、親子3代6人でこのクルーズを2周するというフランス人家族もいました。

子どもたちにとって、なんと贅沢な夏休みでしょう!

日本語勉強中の乗員たち


▲朝食のブッフェで陽気なアジア人
 スタッフ

日本人は私たちだけでしたが、乗員は日本語を勉強していて、使いたくてたまらない様子でした。

朝のビュッフェで「おはようございます」「お皿を席までお持ちします」「お下げしてよろしいですか」などと競って声をかけてくれます。

ですから、まだ食事中なのにトレイをさっさと片付けられそうになり、ちょっと苦笑いの時もありました。

乗員は他のクルーズシップ同様アジア人が多く、私たちのバトラー(部屋つきのお世話係)もフィリピン人でした。

パリの2つ星レストランも


▲メインダイニングの窓の外には真っ青
 な海が

ディナーはメインダイニングの「エトワール」のほか、パリのミシュランの2つ星レストラン「アピシウス」、カジュアルレストラン、ポリネシア料理の「ル・グリル」の3つが楽しめます。

メインダイニングでは席が決まっておらず、レストランの入り口で「2人だけで」とか「皆さんと一緒に」などとリクエストします。

他の人たちと一緒にテーブルを囲むと、まず自己紹介をし合って楽しいひと時を過ごすことができます。

「僕はジム、ワイフはエレナ、ニューヨークから来ました」

ロサンゼルスからが多かったようですが、大学教授やら小学校の先生をリタイアして1人で参加している女性など、さまざまでした。

折り紙でカミ(紙)ニケーション


▲子どもたちと友だちになるには折り紙
 が一番

日本人は英語がわからないからと、同席を敬遠しがちですが、片言でも十分コミュニケーションは取れます。「私は英語がうまく話せません」と言って、ニコニコしていればいいのです。

こんなとき私は折り紙を披露します。折り紙の鶴やボートなどを折って見せるだけで、一躍人気者になれます。

一度同席すると、その後船内ですれ違ったり、ショア・エクスカーションなどで一緒のときに挨拶するようになって親しみが増します。これもクルーズの楽しみです。

憧れのボラボラ島でサメの餌付け


▲1度は泊まってみたいタヒチの
 水上コテージ

周囲約30kmの島の周りを長細いさんご礁が取り囲んでいるボラボラ島は、世界でも屈指の美しさを誇るラグーンと、点在する水上コテージでハネムーナーに絶大な人気です。

ここでは、「サメとエイの餌付け」というツアーを申し込みました。沖に停泊したポール・ゴーギャンの船尾から、20人ほどが水着姿でアウトリガー・カヌーに乗り込みました。

水上コテージを左手に見ながら進むと、いつのまにかエイが集まってきました。体調1m程度の黄色っぽいサメが交じっています。細くても、小さくてもサメはサメ。危害を加えないサメだと聞いても不気味なものです。

足の爪に赤いペデュキアを施した若い女性が「血だと思って、サメが噛みつかないわよね」と言ったので船内は大爆笑。和やかな雰囲気になりました。

エイと泳ぐ


▲エイと一緒に泳いで
 みました…

船は白い海底を這うように進みます。

エイは直径1mほどの紙のように薄い体に紐のような長い尾があり、水中で波打たせながら泳ぐさまは、空に上がった凧を思わせます。

サメの姿が見えなくなったのを合図にマスクやフィンをつけて海に入りました。水深は、おなかか胸くらい。

エイは口が裏側にあるため、こませのような餌を差し出すと、食べるときには体にのしかかられそうです。

どこまでも透明な海で、エイと一緒に泳いでいる不思議さ。日本では考えられないことが、いとも簡単に目の前で繰り広げられています。

7、8歳の男の子から、60代のカップルまで、みな興奮し、充分楽しみました。

キャプテンもいち押しのモーレア島


▲泳ぎながら眺めるモーレア島の
 印象的な光景

モーレア島は、ボラボラ島の2倍ほどの大きさがあり、二つの入り江がぐっと食込んだ変化に富んだ地形と、豊かな自然が特徴。

ヘリコプターによる「空からのモーレア島観光」、キハダマグロやマヒマヒなどに挑戦する「大物釣り」、「パラセイリング」、「ドルフィン・ウォッチング」、「帆船によるサンセット・カクテル」など多彩なプログラムが用意されていました。

夕方、船のプールサイドでカクテル片手にデッキチェアから夕日を眺めます。夜になり、空を見上げれば、南十字星が南半球の楽園にいることを教えてくれます。

う~ん、言うことなし。

船のキャプテン(船長)もモーレア島が一番好きだと言っていました。

物価の高いタヒチではクルーズがお得


▲プールサイドでのんびりサンセットを
 待つ幸せ

タヒチは物価が高いことで知られています。ちょっとタクシーに乗っても15ドル、といった感じです。レストランのディナーなら、ひとり1万円以上は軽くかかるでしょう。

ところがポール・ゴーギャンでは、食事や夜食はもちろん、ワインなどのアルコール類も特別なもの以外含まれています。

プールサイドのデッキでカクテルを頼んでも、無料で運んでくれます。ホテルではこうはいきません。

やっぱり水上コテージ滞在もしてみたいという方は、別料金になりますが、ボラボラ島かモーレア島停泊の際1泊することもできます。

クルーズと水上コテージ、両方体験できたら最高ですね。

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