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クルーズ日記⑥「ナポレオン 南仏を行くローヌ川リバークルーズ7日間(前編)」

2009/10/28

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(道路わきに停泊することもあり、道行く人が見えることも)



プライベート感覚のクルーズシップ

▲6月のプロヴァンス地方はラベンダー
が咲き乱れていた

「ナポレオン」は、フランス語で「ペニシュ」、英語で「バージ」と呼ばれる川舟を改良した豪華なクルーズシップです。ペニシュとは、もともと物資の運搬に使われた底の平らな川舟のこと。

ブルゴーニュやプロヴァンス、ミディ運河など、フランスの静かな運河や森林、ブドウ畑、城郭、田園風景などを眺めながら、ペニシュでゆっくりのんびりクルージングするのは、日常では考えられないほど贅沢な旅です。

パリ・リヨン駅から南へ


▲パリ・リヨン駅の有名レストラン
「トラン・ブルー」(2F)

パリのリヨン駅前のホテルに集合、スタッフが迎えに来て、駅へ誘導してくれました。リヨン駅構内2階には、1900年のパリ万国博の際作られた有名な豪華レストラン「トラン・ブルー(ブルートレイン)」があります。

さて、TGVで南へ。リヨンから100kmほどのヴァランス駅に向かいました。季節は6月。次第に田園風景が広がる窓の外には小麦畑の黄色い穂が風にうねり、輝いていました。

これがナポレオン号

▲アルルに停泊する、われらが
ナポレオン号

近代的なヴァランス駅に迎えに来てくれたのは、ガイドのジョン。彼に連れられて行くと、ワインの産地で知られるテン・レルミタージュという静かな町のローヌ川にナポレオン号は停泊していました。

小さなホテルが川に浮かんでいるといった趣です。客室が6室しかない、12人乗りのクルーズシップで、プライベート感覚。いつか家族や仲間で借り切って乗ったらどんなに素敵だろうと思いました。

ゆったりとしたくつろぎ空間


▲みんながくつろぐサロン。
ギタリストを招いての生演奏も


▲5つある客室は細長く、手前に
バスルーム(シャワーのみ)がある

船の出入りは簡単。でもひょいと中に入ると、ゆったりとしたサロンになっています。ソファがあり、いつも音楽が流れています。書斎風のデスクには大きなアトラス(世界地図帳)が広げられ、なんともいい雰囲気です。

シックなイギリス風のインテリアで、ゆったりと落ち着けます。奥にダイニングルームと大きい客室が1つ、階下に5つの客室があります。最上階はオープンデッキになっていて、心地よい風にふかれてカクテルを飲んだりランチを楽しんだり。ジャクジーもありました。

一番感激したのは、サロンのライティングデスクの引き出しを引っ張ったら、何とキーボードが出てきたこと。これはもう、音楽仲間でチャーターして、セッションしながらクルーズしたら最高! と思いました。今までにない旅のカタチでしょう。

5人の乗船客にスタッフは6人!


▲ウェルカム・シャンパン。
スタッフ6人がそろってご挨拶

まずはウエルカム・シャンパンで乾杯! 

乗船客は12名定員ですが、今回は何と5名!それなのにスタッフは6人。一人当たり1.2人の割合だから、なんとゴージャス! 

船長と船員、イタリア人の客室サービス男女1名ずつ、ニュージーランド人のシェフ、そしてエンタテイメント担当のジョン。つまりガイドさんです。

ジョンは航行中ミニバスに乗り船と併走します。彼は、停泊地で観光ツアーに連れて行ってくれる担当です。あるときは徒歩で、あるときはミニバスで。

まずはワイナリーに買出しに

▲船ではワインやカクテルが飲み放題。
ついつい昼間から…

ナポレオン号は、ワインの産地で知られるコート・デュ・ローヌからプロヴァンスのアルルまで、車なら半日で行けるたかだか300kmほどの行程を7日間かけて移動するクルーズです。実にのんびりしたもので、到着日は停泊したまま。

まずはジョンの案内で散歩がてら近所のワイナリーを訪ねました。あれこれ試飲をし、皆がリクエストしたワインを、ジョンはディナー用にどっさり買い込んでくれました。船はドリンクもクルーズ代金に含まれているので、一日中何を飲んでもOK。カクテルも作ってくれます。
ディナーは本格的フランス料理

▲赤ワインソースのフィレステーキ。
さらにワインがすすむ

船はディナー時には必ず停泊しています。ジョンは船に戻り、他のスタッフと一緒にサーブもしてくれます。

毎回テーブルクロスが変わり、ろうそくや花を飾るなど、ディナーの演出もいろいろ。ダイニングには大きなテーブルが一つあり、乗船客は同じテーブルに着きます。

フランスの船だけあり、ディナーは本格的フランスコース料理。前菜、メイン、チーズ、デザートが見た目も麗しく、ワインもおいしく、和やかなディナータイムです。

人数が少ない割にはワインが何本も開いていきます。それでもスタッフはニコニコとワインを開けてくれます。

 

(後編へつづく)

 

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