たまけん 〜我ら!旅と“まち”の研究会〜
トップ | 
聞かせて!あなたの声を
創ろう、新しいニッポンの魅力

盆とエイサーと肝どんどん 2009/7/28

line


徒然寫眞館へようこそ。

「ちむどんどん」の季節がやってきました。

「ちむ」を漢字で書くと「肝」。胸がドキドキするという意味で、お祭り等で興奮した場面で使います。

今回は、今や「オキナワの夏」を代表する風物詩「エイサー」の話です。6月も半ばになると、中部の各町内の公民館では、来るべき「エイサーの季節」へむけて、練習がはじまります。私も、日曜日の夜になると沖縄市まで車を飛ばして、公民館の練習風景を見に行ったものです。

そこで・・・

7月25日(土)に開催された今年で8回目を迎える「新宿エイサー」に行ってきました。この日ばかりは、新宿駅東口周辺がオキナワ一色に染まりました。新宿駅から一歩外へ出たとたん、胸がどきどき、もう、「肝どんどん」です。新宿アルタ前から新宿伊勢丹までの新宿通りの4つの演舞会場では、はるばる沖縄からやってきた読谷村高志保青年会、沖縄市山里青年会を中心に沖縄市胡屋青年会の流れをくむ東京・町田琉、琉球国祭り太鼓東京支部そして、小学校の子ども達や内地の創作エイサーチームが多数演舞をくりひろげました。歩道には人、人、人。新宿通り周辺でのイベントも多数行われ、なかでも新宿伊勢丹では、「大沖縄展」と称して物産展や「オリオンビアフェスト」が開催され、「まるでオキナワ」にいるような錯覚にとらわれました。

大太鼓、締め太鼓、パーランクーの腹に響く音、天に届くような指笛の音、そして短かめの絣を着て手踊りをする女性たちの「エイサー、エイサー、サーサ、エイサー」の掛け声。いやぁ~、「エイサーの音」っていいですね。その音を聞くと不思議な安心感とエネルギーを感じます。まさに「肝どんどん」です。

2002年「米国同時多発テロ」の風評被害を一掃すべく、沖縄観光コンベンシンビューローや沖縄県の観光プロモーションとして、北は札幌から南は熊本までの15都市を「道ジュネー」しました。このプロモーションの最大のイベントとして「新宿エイサー」が開催されました。以降毎年開催され、今年で8回目。私は、この日が来ると必ず新宿にいます。当時の仕掛けの苦労を思い出しながら、「肝どんどん」を体感するために・・・。

因みに「道ジュネー」とは、旧盆のウークイ(精霊送り)が終わる頃に、青年会の二才達(ニセーター:若者達)が集い、町内の家々をエイサーを踊りながらねり歩くことを言います。

そもそも「エイサー」は、旧暦のお盆の7月15日、ウークイ(お送り)の夜に舞う念仏踊りです。家族や親戚が集まり、あの世に帰るご先祖様をにぎやかにお送りするために踊られます。しかし近年は盆の迎え(ウンケー)から数夜連続で行なわれています。

最近は、伝統的な青年会のエイサーに加えて「琉球国祭り太鼓」のような創作エイサーのチームも多くなり、旧盆以外にも、全島エイサーまつりや一万人のエイサー踊り隊、さらに各地のイベント等でも見られるようになりました。

私が好きなエイサーは沖縄市の「園田エイサー」、与那城町の「屋慶名エイサー」、勝連町の「平敷屋エイサー」等です。それぞれが個性があり、衣装も違い見ごたえがあります。

みなさんも、不思議な安心感と沸いてくるエネルギーを感じに、ぜひ沖縄に飛んで、「唐船どーい」の「たんたっ。たんたっ。たんたっ。たんたっ。」のリズムに乗って、カチャーシーを踊り、「肝どんどん」を体感してください。

今年の旧暦は9月1日(火)~3日(木)。沖縄全島エイサーまつり(開催地は、沖縄市ゴザ運動公園陸上競技場)は、9月11日(金)~13日(日)の予定です。

(写真は、新宿エイサー2009に参加した沖縄市山里青年会と東京・町田流)

ページトップへ