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わんこそば風?チーズを心ゆくまで食べ放題。ラクレット<スイス>

2009/11/3

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▲歴史的な教会の数々が大切
に保存されているチューリッヒ

スイスの定番料理といえば、チーズをたっぷり使ったものが思い浮かびます。

特になじみがあるのがチーズフォンデュ。鍋いっぱいのチーズを火にかけた状態でテーブルの真ん中におき、みんなで串に刺したパンを鍋に入れて、溶けたチーズを絡めて食べます。

チーズはグリュイエールチーズとエメンタールチーズを混ぜるのが主流ですが、家庭ではカマンベールなど、冷蔵庫にあるチーズを入れてしまうこともあるそうです。

日本ではこれに白ワインを入れますが、本場スイスでは入れないとのこと。代わりに白ワインを飲みながら、食べるそうです。身体は温まるし、何よりチーズ好きにはたまらない料理です。


▲休日になると、地元の人々は、
湖にボートを浮かべたり川沿い
のカフェでくつろいだり…

チューリッヒに住む友人を訪ねた際に、専門店に連れて行ってほしいと頼んだところ、同じチーズ料理ならラクレットがお勧めとのこと。

過去に食べたことがなかったので、初めての料理との出会いにワクワクしながら、地元の人々がよく行くというラクレットのレストランへと赴きました。

ラクレットとは、溶かしたチーズにじゃがいもなどを絡めて食べる料理です。チーズフォンデュと異なり、一人分ずつ、溶かしたチーズを平皿に盛って運ばれてきます。

チーズは鍋で溶かすのではなく、厚みのある直径60cmくらいの丸いチーズを半分に切り、その断面を電熱器(本来は暖炉)で温めてチーズを溶かします。

ある程度溶けてきたら、チーズをナイフでこそげ取り、お皿に盛ります。


▲トロトロの部分はじゃがいも
を絡めて。焦げてカリカリの部分
はそのままでも美味

「ラクレット」とはフランス語で「削るもの」「引っかくもの」という意味。このチーズを「こそげ取る」様子からラクレットという名前がついたようです。 

運ばれてきた熱々のチーズに、ゆでたじゃがいもやピクルス漬けのきゅうり、小たまねぎ、ベビーコーンなどを絡めて食べます。

トロトロに溶けたチーズはそれだけでも美味しいですが、ほくほくのじゃがいもは文句なしのベストマッチ。甘酸っぱいピクルスと一緒に食べるのは初めてでしたが、さっぱりとして、1皿はぺろりと食べてしまいました。


▲チーズを温めて溶かして
いる様子。香ばしい香りが
たまらない

するとお店の方が2皿目をさっと置いていきました。

「え?追加注文していないのに…。」聞くと、こちらがストップをかけるまで、いつまでもおかわりを持ってきてくれるのだとか。まるで、わんこそばです。ウキウキしながら2皿目も平らげました。

チーズが固まる前に食べないといけないので、熱々をハフハフしながらあっという間に食べ終えてしまうのです。

しかし3皿目を食べている途中で、とうとうお腹いっぱいに。ストップをかけようとすると、地元のスイス人の方に驚かれました。

スイス人なら5~6皿は当たり前。若くて身体の大きい男性なら10皿は食べるよ!とのこと。パンや肉はなく、ひたすらチーズとじゃがいもとピクルス…。かなり驚きました。

ラクレットは、家庭でも食べられているようです。ラクレットグリルという専用のフライパンでチーズを溶かして、好きなものをつけて食べます。チーズを溶かす人は汗だくで大変ですが、寒い時期になるとどこの家庭でも食べられるのだそうです。

何皿食べられるか…スイスに訪れたら、一度は試してください。

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